「私こそ、よみがえりであり命です」(キリスト)

氷が溶けると何になる?

 氷が溶けると何になるでしょうか。正解は「氷が溶けると水になる」です。

しかし「氷が溶けると春になる」も正解です。とりわけ、冬の間、雪や氷に閉ざされた雪国に住む人にとっては、その雪や氷が溶ける春の到来は、何にもまさって待ち遠しいものです。

でも、季節は春がきて、夏がきて、そして秋の次にはまた厳しい冬がまたやってきますが、人類の長い冬の後、ついに春が、永遠の春がキリストの復活によって到来したのでした。

イースターって何?

 十字架に架けられて葬られたイエス・キリストが、墓の中から復活したことを祝う行事を復活祭といい、英語ではこれをイースターといいます。

イースターという言葉の由来は北欧神話にあります。

古代の北欧では、「エオストレ」という春の女神が崇められていて、その北欧にキリスト教が伝播されていく中で、北欧特有の陰鬱な冬が終わって草木が芽を出す春を象徴するこの女神の名が、キリストの死からの復活を祝う復活祭に相応しいということになり、それで復活祭がドイツ語でオースタン、英語でイースターと呼称されるようになったのでした。

キリストは復活して今も生きている

十字架にかけられて死んだキリストはその三日後、墓からよみがえられました。まさにその宣言、「私はよみがえりであり、命である」(ヨハネの福音書11章25節)を、身をもって証明されたのでした。西暦三十年四月九日の日曜日のことです。

しかもキリストを信じる者に対しては、死後の復活をさえ、約束してくださったのです。

キリストは死んだ神ではなく、今も生きている神の御子です。

因みに、西暦とはキリストの生誕を起点とするキリスト暦のことです。世界の歴史はキリストを起点としています。

ことし2019年のイースターは4月21日の日曜日です

キリストは確かに、死の世界から「命」へとよみがえられたのでした。今年も教会で行われるイースター・復活祭礼拝にぜひお越しになられて、希望を明日へとつなぐイースターメッセージを、耳と心に聴いてください。

 

ご来会を心よりお待ち申し上げております