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2015年4月5日 復活祭(イースター)礼拝のご案内 クリスマスとイースター

  クリスマスとイースター

クリスマスは固定日、イースターは変動日

蕾が花となって一斉に咲き乱れ、緑が匂い立つ春が到来しました。桜前線も列島を南から北上しています。心が浮き立つ季節になりました。
 欧米ではこの時期、何と言いましてもイースターです。
 イースターはイエス・キリストの墓からの復活を祝う行事で、西暦三二五年の教会会議で「春分の日以後、最初に来る満月の次の日曜日」と定められました。
 一方、キリストの生誕を祝うクリスマスが十二月二十五日に定められたのは、その二十年後の西暦三四五年頃のことでした。
 日本では戦後、十二月二十五日のクリスマスが国民的行事となったのに対し、イースターが一向に定着しないのは、死人の復活という信じ難い内容に加えて、その日が毎年変動するからだと思われます。
実際、昨年のイースターは四月二十日でしたが、今年の場合、「三月二十一日の春分の後に来る四月四日の満月の次の日曜日」ということで、四月五日がイースター・復活祭となります。
キリストの復活
ただ聖書によればキリストの復活は十字架刑の死後、三日目に起こったとされています。ユダヤの墓は横穴式で、中に遺体を安置したあと、入り口は蓋で密閉されました。
ところが三日目の日曜日に墓を訪れた女性の弟子たちに対して天使が何と、「彼(イエス)はいない、ここには。彼はよみがえられたのだ」と告げたのでした(ルカによる福音書24章6節 直訳)。
その後イエスは復活の体をもって、ご自身の姿を弟子たちに現わします。幻ではありません。その結果、怯えていた弟子たちは変えられて、全世界に復活のキリストを宣べ伝えるようになったのでした。
イエス・キリストが葬られた墓は今も空っぽのままです。私たち日本人にはまことに信じ難いことなのですが、墓が空っぽなのは、キリストがよみがえって今も生きているからです。
このキリストの復活を祝うお祭りがイースター、復活祭なのです。
永遠の生命
我が国は世界一の長寿大国です。しかし死は万人に公平に訪れます。でも、もしも本当にキリストが復活して今も生きているのであれば、死後の世界も希望のある世界となりますし、死は必ずしも恐怖ではないということになります。なぜならばキリストを信じる者にはキリストと同じ、復活の体、永遠の生命が約束されているからです。
もしも死後に希望を持つことができるならば、現実がどんなに苦しくても、張り合いを持って毎日を生きていくことが出来ることでしょう。
 春が来ました。キリストの復活をお祝いする今年のイースター・復活祭は、四月五日の日曜日です。
春は年度も変わり、それに伴って暮らしのスタイルも変わる季節です。
何かと忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、今年、街角の小さな教会で行われるイースター・復活祭礼拝にぜひ、お越しになられ、希望を明日へとつなぐイースターメッセージと、疲れた心を癒すゴスペルの歌声を心と人生に聴いてください。きっと力になることと思います。
ご来会を心よりお待ち申し上げております。