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2014年6月1日 日曜特別礼拝のご案内「日本人とキリスト教 第一回 日本の神々とキリスト教の神」

日本の神々とキリスト教の神

結婚式はキリスト教のチャペル式、子供が生まれると神社に行ってお宮参り、家族が亡くなるとお坊さんによってお葬式、十二月にはクリスマスを祝うということが不思議と思わない日本人を、宗教的無節操と評する声がありますが、しかし、それもこれも日本人の宗教心の現われ、と見ることもできます。実際、日本人の特徴はその厚い宗教心にあります。

日本の神さま

日本の神々、難しく言うと日本人の神観とはどのようなものなのでしょうか。
第一に、日本人は万物、特に大自然には神の霊が宿っているとしましたが、特に中天に輝く太陽を崇めました。そしてその太陽崇拝から、天に?(かがや)く日、つまり?日(かび)が「カミ」になったとされます。
二つ目は死者崇拝からです。生きている者は現身(うつしみ)と言います。そして亡くなった者はあの世すなわち「幽(かく)り世」に移るとされましたが、存在が無くなったわけではなく、「隠(かく)れ身」となって現世に生きる者を守るとされ、そこから「かくれみ」の「くれ」が省かれて「カミ」となったというわけです。
そして三つ目が上なる者すなわち上(かみ)が「カミ」となったとされます。
生命保持のためには太陽は欠かせませんし、ご先祖がいてくれたからこそ、子孫がいるわけですから、感謝の気持ちで先祖を敬うことは人の道です。またお上(かみ)が責任を担ってがんばってくれるので、下にいるものは日々を安全無事に暮らすことができるとも言えます。

キリスト教の神さま

では「キリスト教の神はどのような神さま」か、ということですが、聖書は言います、「キリストの神は唯一であって、その唯一の神が世界を創造した、そして人間もまた、この創造者である神によってこの世界へと生みだされた」と。
ということは日本人を含めて、人類にとっても神は共通の神、ということになります。
ところでキリスト教は非寛容で排他的、というイメージがありますが、本物のキリスト教は他宗教、異文化に対しても寛容であって、他の教えからも学ぶ必要があると考えています。

私どもの教会では、今年も六月から十一月までの第一日曜日に、はじめての方々を対象に、「日本人とキリスト教」という題で日曜特別礼拝を行い、講話で聖書の神さまをご紹介したいと願っております。

第一回目の六月は、「日本の神々とキリスト教の神」です。

日曜日、街角の小さな教会にぜひお越しください。

ご来会を心よりお待ちしております。