復活したキリストは今、どこに?

            牧師 久保田 寛

イースターって何でしょうか?

 十字架に架けられて葬られたイエス・キリストが、墓の中から復活したことを祝う行事が復活祭で、英語ではこれをイースターといいます。イースターという言葉の由来は北欧神話にあります。

この時期になりますと以前、北欧に旅した折に現地の人が、「北欧の冬は陰鬱で、そのため、冬になると心の病を発症する者が出て来る」と言っていたのが思い出されます。 

その北欧では古代、「エオストレ」という春の女神が崇められていて、北欧にキリスト教が伝播されていく中で、北欧特有の陰鬱な冬が終わって草木が芽を出す春を象徴するこの女神の名が、キリストの死からの復活を祝う復活祭に相応しいということになり、それで復活祭がドイツ語で「オースタン」、英語で「イースター」と呼称されるようになったそうです。

 

では、復活したというキリストは今、どこにいるのでしょう?

聖書によれば復活したキリストは四十日後に昇天した、とされています。では、キリストは今、天に居て、のんびりとしているのかと言いますとそうではなく、地上にあって苦しみ悩む私たちのため、神に向かって日夜、執り成しをして下さっているのです。

 

しかも、そればかりではありません。神の御子のキリストは遍在(へんざい)でもありますから、地上で喘ぐ私たちの側に来てくれて、私たちを救い、助け、導いて下さっているのです。しかも、キリストを信じれば、信じる者の心に住んで、内側から助け支えてくださるのです。

キリストは死んだ神ではなく、今も生きている神なのです。

 

ことしのイースターは、四月一日の日曜日です

実はキリスト教会の暦では、キリストの復活日は毎年変わっていて、今年は四月一日です。

四月一日はたまたまエイプリルフールの日ですが、キリストの復活は作り話や嘘などではなく、本当のことです。キリストは確かに西暦三十年の四月、死の世界から命へとよみがえったのです。

 

今年も教会で行われるイースター・復活祭礼拝にぜひお越しになられ、希望を明日へとつなぐイースターメッセージを耳と心に聴いてください。 

これからの人生のために、きっと力になることと思います。

ご来会を心よりお待ち申し上げております